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平成29年度 お施餓鬼のご案内

施餓鬼会のご案内

今年の当山の施餓鬼会は以下の通りです。
檀家の方々のご参加をお待ちしています。

日 時:平成29年7月5日(水)
場 所:当山 本堂
法 話:午前10時30分〜11時00分(法話 羽村 禅林寺 岡﨑和尚)
法 要:午前11時00分〜12時00分

お施餓鬼について

当山では毎年7月5日に施餓鬼会を(お施餓鬼供養)をお行っております。
お施餓鬼の法要はご先祖様のご供養、全ての方々のご供養をしております。
それにはつぎのようなお話が由来となっています。

阿南尊者

お釈迦様の十大弟子に多聞第一と称される阿難尊者問い方がいらっしゃいました。
その阿南尊者が瞑想をして心を静めているときに、一人の餓鬼が目の前に現れました。
餓鬼というものは餓鬼道に住む亡者で髪は逆立ち目は血走りのどは針のように細い者です。
その餓鬼が阿南尊者に対して
「お前は、三日後に死ぬ、そして私のような見にくい餓鬼に生まれ変わるだろう」そして
「そうなりたくなければ私たちのような苦しみの中にいる者すべてに、仏・法・僧を供養し飲食を施すように」
といい姿を消してしまいました。

お釈迦様の教え

困ってしまった阿南尊者はお釈迦様に助けを求めました。
すると釈迦様は「観音様の教えにつぎのようなことがあります。
小さく刻んだ食べ物を供え、観音様のお経を唱えればその食べ物はたくさんに増え、多くの苦しみを中にいる者に十分な飲食を施すことが出来るだろう」と言われました。
阿南尊者がお釈迦様の言われるとおりに心を込め飲食を施し、仏・法・僧を供養したところ、阿南尊者は長生きできたということです。

お施餓鬼の教え

このように全てに人々にご供養する、もちろんご先祖様にご供養をすると言うことがお施餓鬼の成り立ちとなっています。